縮毛矯正事例(20180503)
Before(施術前)
After(施術後)
施術内容
今回は、強張るクセ質を、しなやかな風合いの髪に変える施術をご紹介します。
はじめに、頭皮の外にある髪の一本々を、毛髪のみき「毛幹」と言います。髪の表面は丈夫な被膜で覆われていて、内部はすじ状の繊維が詰まっています。
次に、写真のクセ毛のなりたちについて。 毛髪細胞の成長速度の違いから、繊維に「ねじれ」が起きます。その勢いでちぢみ込みが始まり、限界を超えた部位が外にはみ出します。そのため、髪の表面に隆起陥没が起こり、コブコブの毛幹となります。ボキボキした手触りや、こわばりの原因は「ねじれ」だったんです。
成功施術のポイントは「ねじれを引きほぐす」これがすべてです。
そのためにおこなうのが、
(1)油性湿潤剤をつけて、激しく乾燥したクセ毛をゆるめてやり硬直状態を解きます。
(2)毛髪診断の結果をふまえ、クセに合った縮毛矯正剤をつけると、解きほぐされたクセ毛は、隅々まで薬を受け入れ、スムースな薬剤作用が進み、薬の効きもいっそう高まります。
縮毛矯正施術の根幹と呼ぶにふさわしい重要な工程なんです。クセ毛をしなやかに直す下地(土台)の完成です。失敗矯正はこの工程が不完全なのです。 このあと、準備のできたクセ毛に、ブラシスルーストレッチをおこなうと無理なく直毛に変わります。
同じクセ毛で矯正をうけている方は、強いダメージ毛でお困りだと思います。実は、強靭な印象をあたえるこのタイプのクセ毛は、強引な施術をされるケースが多く、施術ダメージ毛になります。
このクセ毛を知り尽くした当院では、クセも直しますが、ダメージも与えない技法をします。ご理解とご協力をいただければ、二段階施術が最も確実です。その場合、遠回りになってしまいますが、お客様にとって、得るものはとても多くなります。
お客さまのコメント
- やわらかい手触りになったと思います。髪の傷みが出ないので安心しました。