将来の髪が危うい縮毛矯正ダメージ毛
「髪が細くて少ないのに、クセは頑固で頻繁に矯正をかけていますが、仕上がると、ぎしぎしになるのが悩みです。先日ホームページの施術事例が目に止まり、私と同じ髪質の方がふんわりした髪に直っていました。このままけつづけた場合、髪がよわいのでとても心配です。」
先日、ご相談のお電話をいただきましたYさんに、院長ブログでお答えします。
施術後の満ち足りた気分になれないのは辛いですよね。不具合の多い施術結果の原因は、クセ質・髪質を含む毛髪診断の手抜かりにあります。お客様は毎日の髪のお手入で、ご自身の毛髪状態は把握しています。しかし施術側はお客様と同じ目線で捉えきれず、それが失敗施術をおこします。
とりわけ、施術の問題点は、クセ質、髪質に薬があっていないことです。アンモニアがつよいため髪肌が溶け、さらに、この手の薬は毛髪内部に殆ど浸透しないので、クセをしなやかに直す下地ができません。その状態でアイロンプレスがおこなわれるので、髪肌が焦げぎしぎし毛になります。
さて、当院では美容施術ダメージ毛呼んでいますが、Yさんの場合、白髪染めも頻繁のようですから、このケースなのかもしれません。気がかりなのは、縮毛矯正剤や染毛剤のべた塗で、今後もおきると思われる毛髪の薬剤負けです。施術後トップが潰れたり、髪が切れたりしませんか。とりわけアイロンプレス、そして、すきバサミのざくざくカットは、髪に深い傷を与え、毛髪の活力を奪います。やがてダメージの蓄積が限界をこえた時に、美容施術ダメージ毛となります。
そこで、当院の施術では、クセ毛の強弱に合わせ適合薬をつかいわけ、髪の健康を保つ手法をおこなっています。また毛髪部位に合わせて、適合薬のつけわけをおこないことで、ダメージの蓄積もおきません。さらに、毛量に合わせた薬剤塗布量の調整‥など。髪をいたわる仕事の実践で、毛髪は健康保ちながら育まれ、施術の度に人にお気に入りの髪型になります。