希望を実現、クセ毛に合わせた直し方
先日、坂戸市のA様に次のようなご質問をいただきました。
「まわりの人にはきれいなウエーブで良いんじゃないと言われますが、ストレートな髪は私の憧れです。つよいクセ毛ではないと思うのですが、何回かけても直らず、かけた後はギシギシです。なぜうまくかからないのでしょうか、おしえてください。」
さて、A様のクセ毛ですが、下の施術前写真と同じようではありませんか。きれいなウエーブと言われても、クセ毛は悩みですよね。
施術前
施術後
おつたえするのは、あくまでも当院の技術理論をベースとした内容のため予めご了承ください。
当院では、縮毛矯正の施術工程を、①第一段階(下地づくり)、②第二段階(引きほぐし)のように、①では縮毛矯正剤をつかった薬剤作用、②では器具をつかったストレッチ作用、このふたつのファクターを組み合わせておこなっています。
失敗つづきのA様の場合は、①に原因があります。薬剤作用が不十分な状態で、そのあとの施術をしても、クセ毛が直ることはありません。さらにその状態で、アイロンプレスやブローをおこなうと、熱で毛髪の組織がはじけギシギシの髪になります。
知っていただきたいのは、毛髪の中には、縦方向につながる繊維の束(主鎖)が支柱とになり髪の直進性をたもちます。その主鎖を、リング状の側鎖が等間隔で支えています。この主鎖がねじれたりゆがんだりすると毛髪はくしゃくしゃした縮毛状態になり、また等間隔の側鎖リングにボタンの掛け違えのような、かたよりがおこると波状に変形、毛髪はウネウネとした縮毛状態になります。(当院独自理論です)
A様の場合はウネウネタイプのクセですから、クセ毛に良く効く薬を調合したうえで、確実な薬剤作用をおこない①の下地づくりを完成させます。このあと②のクセ毛を引きほぐすブラシスルーストレッチをおこなえば、施術後写真のように、しなやかなストレートヘアーになります。
最後になりますが、直らないクセ毛はありません。今まで数多くの施術をうけていらしたそうですが、残念ながら直せない施術であった可能性が高いと思います。