縮毛の原因
これは直毛の毛幹(髪)の構造図です。
表面外皮は、毛表皮(髪肌)といい、髪の手触りを左右します。その内側は、毛皮質といい、毛髪細胞が束を作っています。中心部は毛髄質といい、空気の層になっています。
縮毛は、この毛皮質内の細胞間結合に螺曲性変質(ねじれてまがる)がおきた毛幹をいいます。
- 直毛
- ねじれ(小)
- ねじれ(大)
当店の独自理論になりますが、直毛は毛髪細胞の結合が一定のリズムで、直進性と円筒性を保ち成長した結果と考えています。一方、縮毛状態というのは、細胞成長の乱れから結合部位にズレがおきます。そのため、毛髪内部は、ゆがみ、ねじれ、たわみの、うずと化し、髪があばれだす原因となります。この状態が縮毛です。
トゥインクルへアーの縮毛矯正「ドクターストレート」とは
トゥインクルへアーの縮毛矯正は簡単にいうと、ねじれてまがった結合組織を「引きほぐして直す」という技法です。
この技法には2つのポイントがあります。
1. 薬剤をねじれ結合の芯まで浸透作用させること
当店では、お客さまの縮毛状態にあわせて、高機能薬剤を調合し、独自開発の加温器具(エアーマジック)を使い、強靭なねじれ結合の深部まで薬剤を作用させ、結合組織に超柔軟伸縮性を与え、縮毛が直毛に変わる下地を作ります。
2. ねじれを引きほぐすブラシスルーストレッチ
超柔軟伸縮性を与えられた縮毛を、ブラシで挟み、猪毛で包み込んだ状態でドライヤーの弱風をあて引きほぐします。すると、縮毛だった毛幹が瞬時にしなやかな直毛に変わります。これがダメージレスのノーアイロンブラシスルーストレッチ技法の神髄です。
縮毛矯正が失敗する原因
縮毛の原因は毛髪深部のねじれです。縮毛矯正で満足いく結果が得られないのは、毛髪深部まで薬剤が充分に浸透していないことが原因です。薬の作用で、つきたてのお餅のように超柔軟伸縮性がそなわった状態、つまり、クセを直すための下地をつくりあげることが大切です。
薬の作用が不十分な状態で、アイロンプレスやドライヤーブローをおこなうと、ねじれが凝縮して髪がこわばります。そればかりか、刺激の強い薬剤、強い熱による矯正は髪への負担がおおきく、矯正効果よりもダメージの方が目立ってしまう結果にもなりかねません。